幼い頃は月を知らず、白玉の皿と呼んでいた。仙人の鏡が空に飛んでいると、疑った事もある。 仙人は両足を垂らし、月の桂で団らんしたから。兎がつく餅は、誰のための物だろう?
目が覚めているのは献言する人がいるため、執念深いのは没頭しているため。 明るい灯火が幽暗の中の蛾を引き寄せる、蜃気楼が病持ち鹿を励ます。
そのときの山が深く、谷川に沿って何回か廻ってやっと辿り着いたくらい。 春の日なので、桃の花は咲き乱れていた。今になってはもうそこへの道を見つからない。
扶桑は已に渺茫たる中に在り、家は扶桑の東の更に東に在り。 此こを去りて師與誰か共に倒らん、一舟の明月一帆の風。
蓬莱で仙人の栖を尋ねるが、岩の扉が雲に隠されて石径も険しい。 鶴がまだ戻っていないため春が寂しく感じたが、青鸞が桃花を運んで来た。
天の星も動かせる、日と月は両手にある。 崑崙山に飛んで行けば、一瞬にして雲になる。
※イベント「臨安初霽」期間限定

春江に浮ぶ桃の花、高き空の下に広がる山。 夕焼けから月が昇り、船に志を載せる。